むつぬま雑学研究室新館

交通関連の考察記事を中心にいろいろ書いていきます。鉄道時々航空(予定)、2019年9月5日よりYahoo!ブログから移転。

4. 2017年ダイヤ改正について考察してみる(その3)

ここからは、JR東日本の支社ごとの改正について考えてみる。

2-6. 仙台空港アクセス線で3往復増発(仙台支社)

早朝、日中、深夜に1往復ずつ増発する。日中の1往復は快速。

考察
近々仙台空港アクセス線が便利になるという噂を聞いたことがあったが、快速まで増発するのは予想外だった。

2-7. 磐越西線の運行体系見直し(仙台支社)

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新駅開業に合わせて、郡山~磐梯熱海間で1往復増発、快速停車駅をわかりやすくするなどの改善がなされる。また、現在磐越西線で使われている719系が、一部列車を除きE721系に置き換わる。

考察
最近E721系1000代の投入で719系の置き換えが進んでいるが、やはり磐越西線も例外ではないようである。ただ、磐越西線には一般の列車に連結して運行される719系の観光列車「フルーティアふくしま」があり、その絡みで少しは残るようだ。

2-8. 新潟地区の普通列車の8割がE129系へ(新潟支社)

現在も新潟地区各線に投入が続くE129系であるが、今回の改正までに115系の大部分を置き換える。

考察
今年に入ってE129系は一気に勢力を拡大したが、既に大半の編成が落成済みであり、残っている115系の両数を考えると、全部置き換えきれないような気がする。少なくとも新井快速は当面の間115系なのだろうか?

2-9. 新潟~糸魚川間の485系快速列車が運行終了(新潟支社)

厳密には臨時列車でありながら毎日1往復運行されていた485系による快速列車が今回の改正で運行を終了する。これにより、485系一般車の通常運行は全て終了となる。

考察
やはりたった1往復のために6両編成×2本を用意するのは割に合わなかったのだろうか。ある労組からは運行するならE653系にするように要求されたらしい。車両のやりくりがいかなかった、これも原因なのだろうか?

2-10. 内房線特別快速が運行終了(千葉支社)

東京~館山間で平日のみ1往復運行されていた特別快速が運行終了、代わりに午前中に東京~君津間の快速列車が1往復増発される。

考察
木更津~館山が4両編成であるなど、もともと特急の代わりとしてやる気があったのか謎な列車と言わざるを得なかったが(高速バスがJR東日本グループなのもあるが)、やはりなくなるとなんだか寂しい。総武快速線内だけでもこういう列車があってもいいのでは...

2-11. 内房線千葉~館山間の普通列車が木更津・君津で系統分離(千葉支社)

日中の内房線は千葉発着の普通列車が原則木更津(一部は君津?)止まりとなり、君津以南へは快速列車からの乗り換えで君津(または木更津?)~館山間の列車の利用となる。

考察
内房線は君津以南が止まりやすい路線であるので、こうなってしまったのかもしれないが、千葉~君津間の本数が減らないか、など疑問が残る点も多い。千葉に近づくと結構混むと言われるので、増結の可能性も含めてダイヤ改正後に実際の所を確認するしかないのか?

次は東海道新幹線に大変革をもたらしたJR東海ダイヤ改正について考察する。