むつぬま雑学研究室新館

交通関連の考察記事を中心にいろいろ書いていきます。鉄道時々航空(予定)、2019年9月5日よりYahoo!ブログから移転。

11. ヤフオクに出回る偽物のmicroSDHC、XCカードにご注意!!

今回は、最近始めたヤフオクの話です。ヤフオク初心者の方(自分もですが)は是非読んでください。
先日、ヤフオクで以下の商品を1,655円で落札しました。

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そうです。SanDiskのmicroSDHCカードです。容量32GB、SDスピードクラスClass 10、最大転送速度48MB/sとなかなかの代物、と期待しました。落札の際、ヤフオクに出回る海外仕様のmicroSDカードには偽物も多いと聞きつつも、多くは64GBとか128GBとか、もっと上の容量の話だと考えていました。しかし、念のため転送速度をベンチマーク測定してみたところ、とんでもない結果が。

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あれ?このmicroSDHCカードの転送速度って最高48MB/s、最低保証10MB/sだったはず...?
実際には読み込みでも20MB/s程度、書き込みに至っては1~3MB/s程度という結果に(2段目と4段目が低い値なのは、小さいデータで測定しているからです)。
これはまさかと思い、さらに書き込み、読み込みテストを別のソフトで行った結果がこちら。

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なんということでしょう。正確に読み込めているのは8GBだけです。よって、このmicroSDHCカードが偽物であることはほぼ間違いないです。
今回の偽物であろうmicroSDHCカードの特徴としては、パッケージのプラスチック部分が簡略化されていることと、印刷がやや適当なことが挙げられます。あとは、MADE IN TAIWANと書かれていたことでしょうか(SanDiskのSDカードは中身を三重県四日市で作り、それを中国の上海に持ち込んで組み立てているはずなので、台湾製はあり得ない)。
偽物の中には、明らかに偽物とわかるパッケージをのせているものもあるため、それについては判別は容易ですが、今回は画像が本体のみで、パッケージがありませんでした。このような場合だと、偽物を見抜くのはほぼ不可能だと言わざるを得ません。ここまでいろいろというなら、そもそもヤフオクでSDカードを買うべきではないのかもしれませんが、実際はヤフオク以外の通販でも、悪質な出品者っているんですよ(かつてマジコンを販売して任天堂に訴えられた某社とか)。秋葉原のお店でも出回っていることがあるらしいです。そういった場所でSDカードを買う際は、多少高くても国内向けのもの(ちゃんとしたお店で買えるものと同じもの)を選ぶのが対策になりそうです。同様の経験を書かれている他のサイト様で調べた限りでは、偽物は大抵海外仕様なので、日本語が書かれたパッケージを選ぶのがよさそうです。日本語があれば絶対安全、という意味ではありませんが、海外仕様だと基本的に保証がないため、言い訳に使う場合が多いらしいです。僕自身も、今後通販でSDカードを買う場合は、国内向けと確認できるものを選ぼうと思います。もう1つSanDiskSDHCカード(8GB)を600円で落札し、到着待ちなのですが、こちらは画像で国内向けパッケージと確認できるので、偽物のリスクは低そうです。とはいえ、ヤフオクの場合は画像ありきなのでそれでも確実ではありませんが。

※現在、返金の交渉中のため、出品者名は伏せておきます。